年頭所感 | アライドアーキテクツ株式会社

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年頭所感

2018年01月04日

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年は本当に多くの人々がSNSに時間を費やすようになりました。そして、Instagramを始めとしたSNSの機能進化・利便性向上によって、誰でも高クオリティかつ楽しげな写真、動画を簡単にSNS投稿できるようになりました。個人の発信が促進され、結果的に新たな才能が開花し、メディアに匹敵する影響力を持つ新型のインフルエンサーが多く台頭しました。

 また、SNSを取り巻くICT環境を見ると、VR/AR/MRといった「xR技術」や、仮想通貨やブロックチェーンといったフィンテックなどの技術進化が、世界の時間的・物理的距離を縮小し続けています。日本でもAIスピーカーの本格展開が始まり、コンテンツ戦略において視覚だけでなく聴覚を意識する必要も出てきました。こうした潮流下で、SNSでのコミュニケーションもより高度に複雑化しており、SNSの使いこなし方を熟知したインフルエンサーの存在感はますます大きくなるでしょう。

 そして、企業もより積極的にSNSを活用するようになる中で、コンテンツ制作やインフルエンサー活用が重要な施策となりつつあります。これは世界的な流れで、中でも中国SNSにおけるインフルエンサー経済の発展は目覚ましいものとなりました。また、インバウンド・越境ECといったマーケティング手法を活用して、今後多くの日本企業が外国人からの売上を作っていくことになると考えています。その際、SNSを上手く活用できるかどうかが非常に重要になることは間違いありません。


3つの事業を軸に、国内、越境、海外で躍進した2017年

 このように激しく変化・進化したSNS領域において、昨年もアライドアーキテクツはSNSマーケティングのリーディングカンパニーとして多くのチャレンジをしてまいりました。

 国内SNSマーケティング事業では、基幹サービス「モニプラ」の機能拡充や、生活者の動的心理変化などの多様なデータを活用してSNSを含めたマーケティング施策を横断的に管理、最適化できる「ブランドタッチマネージャー」のリリース、市場のニーズやトレンドに対応した新サービスなど様々な開発を進めました。
 また、昨年本格開始したインフルエンサー活用支援や、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用したマーケティング支援の本格化をミッションとした「UGC事業部」、SNS運用支援の専門組織「エンゲージメントセンター」は、最新のマーケティング手法を安定的にご提供する基盤となる重要な事業・組織として位置付けています。

 越境プロモーション事業では、中国向け動画インフルエンサーのキャスティング、マネジメントを手がけるグループ会社「Vstar Japan」が、中国最大級のSNS「Weibo(微博)」で影響力のある存在として受賞する躍進を遂げました。また、当社独自の在日中国人SNSユーザーネットワーク構築や、中国向けインバウンド集客や越境ECをテーマに最新トレンドや事例などを紹介する情報サイト「CNMLab(中国マーケティングラボ)」の開設など、日本企業の中国進出を支援するソリューションを多く提供してまいりました。

 海外におけるクリエイティブテック事業では、世界中の広告出稿企業とクリエイターをマッチングする成果報酬型プラットフォームとして展開していた「ReFUEL4®」にAI(人工知能)を搭載し、企業のすべての広告クリエイティブを最適化するプラットフォームへと進化させました。また、米デジタル広告の約6割を占めるGoogleへの広告配信にも対応、プレミア Google Partner認定によって、今後さらにグローバル市場でのシェア拡大を目指しています。


2018年は複雑化するSNSを活用し尽くす戦略設計が重要に

 企業からの情報発信や、ユーザーとのコミュニケーションに欠かせなくなったSNSは、もはや企業のマーケティング活動の中枢を担うツールとなり、SNSを活用するかどうかではなく、SNSを"どのように"活用するかを熟考すべき時代になりました。しかし、企業にとって、加速的に進化し続けるSNSへの対応や有効活用には、新たな課題も生まれることでしょう。

 2018年も市場の意識変化を的確に捉え、プロダクトを開発し、ソリューションを進化させることで、より多くの企業の課題を解決できる存在でありたいと考えています。
 また、複雑化するSNSを戦略的に組み立てることができる人材も多く育成し、システムでは対応しきれない幅広い分野に柔軟に対応できる組織体制の確立に努めてまいります。

 アライドアーキテクツは、これらのプロダクトに様々なソリューションを組み合わせることで、企業のニーズに合わせた細かな戦略設計ができることを今後も強みとし、より多くのお客様を幸せにするため、今後も「ソーシャルテクノロジーで、世界中の人と企業をつなぐ」という理念のもと、全社一丸となってサービスの進化と成長に向けて尽力してまいります。

アライドアーキテクツ株式会社
代表取締役社長 中村壮秀

2017_01

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