年頭所感 | アライドアーキテクツ株式会社

Release

年頭所感

2017年01月04日

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年度もSNSを取り巻くトレンドやテクノロジーは大きな進化を遂げました。
 写真・動画など様々な分野で高い影響力を持つ発信者が台頭し、個人によるハイレベルな発信が大きな影響力を持つようになりました。スマートフォンやアプリの進化によって誰でも手軽に優れたコンテンツを作成できるようになった現代は、全ての人が高度な発信者となり、人々の創造力が爆発し解放された「クリエイティブのカンブリア紀」とも言える様相だと感じています。

 またSNSは、世界中で様々な話題を生み出し続ける存在でもありました。
 昨年の終盤では、米大統領選におけるトランプ次期大統領のSNSを活用した選挙戦略に多くの方が関心を持たれたのではないでしょうか。
 自らの手による情報発信がFacebookやTwitterを伝って生活者に届き、マスメディアの批判を超えて選挙戦を制したこの出来事は、ソーシャル時代を象徴する最も大きな事象の一つとなりました。

 これらの背景から、SNSの影響力に対し企業が向き合うスタンスにも大きな変化を感じ取れる一年でした。


国内外でサービス進化を遂げた2016年

 このように世界中でSNSマーケティングの重要度が増す中で、アライドアーキテクツは昨年も各種サービスの開発や刷新に取り組んでまいりました。
 主力事業のSNSマーケティング支援では、基幹サービス「モニプラ」の機能拡充や、近年ニーズが急拡大しているSNS広告関連サービスの拡販などを通じて、多くのマーケティング成功事例を生み出すことができました。また、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の広告活用を支援する新サービス「Letro(レトロ)」など、市場意識の変化を見据えた新たなサービスの開発・提供にも努めてまいりました。

 またグローバル領域では、高まりゆく越境ECニーズに向けて、中国マーケティング市場に本格参入した一年でもありました。中国最大級のSNS「微博(ウェイボー)」の公式マーケティング会社と独占契約を結んだほか、動画アプリ等を駆使して大規模なフォロワーを集める中国のインフルエンサーのプロモーション活用を支援する新会社「Vstar Japan」も設立しました。

 さらに、シンガポールに拠点を置くグループ会社・ReFUEL4(リフュールフォー)は、米Facebook社が年間で最も優れたサービスを選出する「Innovator of the Year 2016」の受賞を果たし、サービス開始から約2年で名実ともに世界トップクラスのサービスへと成長することができました。

 このように2016年は、国内外のマーケティング市場で当社グループの存在感を高めることができた一年だったと自負しています。
 これもひとえに、クライアント企業の皆様、各サービスのご利用ユーザーの皆様、そしてパートナー企業の皆様のご支援・ご協力あってのことと、心より感謝申し上げます。

2017年はSNSマーケティングの本格普及で新たなコミュニケーションの時代へ

 これまで、SNSを商品/サービスのブランディングやPR活動に使用するツールの一つとして捉えていた企業も少なくないと思います。しかし2017年は、多くの企業がSNSを本格的にマーケティング活動全体へ組み込む年になっていくと考えています。

 アライドアーキテクツでは長らく、個人と企業を直接つなげることで起きうるコミュニケーションの革命を目指して活動し、そのために最も適した技術がSNSであると考え、探求と開発を続けてまいりました。
 そしてSNS時代を迎えた今、多くの人々がオンラインに長時間滞在するようになり、またSNS自体も目覚ましい技術進化を遂げたことで、企業と多くの顧客が直接的に繋がり理解し合える環境が整ってきました。これまではターゲティングできなかったような"自社に興味・関心を持つであろう人々"を見つけ出し、コミュニケーションできるようになったのです。

 いま企業のマーケティングでは、オンライン上でスモールマス(細分化した市場)を抽出し、そこにいる人々とコミュニケーションすることで自社のファンを増やし、さらにこれらを蓄積・拡張することでマーケティング効率を大きく向上することができるという「コミュニケーション主導の世界」が実現されつつあります。
 2016年はこの流れをいち早く捉えた一部の企業がマーケティングの成果を劇的に向上した一年でしたが、2017年は、昨年生まれたこの潮流が本格的な「うねり」となって、企業活動に大きな変革を与えることが推測できます。

 こうした状況下でアライドアーキテクツは、SNSマーケティングのリーディングカンパニーとして、企業の皆様とともにこの新たなコミュニケーションの時代を強く駆け抜けていきたいと考えています。

 この想いを実現すべく、今年度も引き続き「ソーシャルテクノロジーで、世界中の人と企業をつなぐ」という理念のもと、全社一丸となってサービスの進化と成長に向けて尽力してまいります。

アライドアーキテクツ株式会社
代表取締役社長 中村壮秀

2017_01

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